家族全員が合鍵を持つに至った出来事

家族全員が合鍵を持つに至った出来事

以前、団地に住んでいた時の体験です。団地のドアの下の方に小さなボックスにような戸がついていました。このボックスは手前に引くと開いて、そこには定期的に配達される乳酸菌飲料などの小さい飲料ボトルが2本ほど入る大きさの物でした。これは団地あるあるなのですが、その小さなボックスに自宅の鍵を入れて出掛けるということをしていました。これを行っている人は多いと思います。本当はとても危険な事で万が一それを他人に見つけられてしまったら犯罪やトラブルに繋がってしまいます。だけど結構便利なので私たち家族もそのボックスに鍵を入れて出かけていました。ある日、私は学校から帰ってきたら家族は出掛けており戸には当然鍵が掛かっていました。いつものように鍵を入れているボックスを開けたところ入っているはずの鍵が見当たりません。おかしいなと思い中に手を入れて探っても何もありません。顔を近づけて中を覗いてよく見ると、ボックスの底は格子状になっていてその隙間から鍵が扉の内側に落っこちていたのです。鍵は見えているのに手が届かないという状況でちょっとしたパニックになってしまいました。家族は夜まで帰って来ません。これはもう自分でなんとかしなければと思い、針金のような長いものに鍵のキーホルダーを引っ掛けて吊り上げようと考えました。階下の駐輪場でちょうど良い針金を見つけました。その先端を釣り針のように曲げて鍵を引っ掛けて吊り上げようと何回か試みたのですが上手くいきません。なんとかしなければと思うと益々焦りで失敗してしまいます。何か良い方法はないかともう一度考えていたとき、ふと自分がガムを噛んでいた事に気がつきました。これだ!と思いその噛んでいたガムを針金の先にくっつけてボックスの底の隙間から下に落ちた鍵にくっつけました。この鳥もち方式によってガムはしっかりと鍵を捉え無事に釣り上げることが出来ました。この体験からそのボックスに鍵を入れることはしなくなり、家族一人ひとりに合鍵を作成し持ち歩くようにしました。当然のことですが防犯的にもよろしくないことだったので、この一件以来安心して出掛けられるようになりました。

鍵 北九州

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。