同窓会で再会した友人と交換日記の話になった。長い間保管不明だったけど庭の物置小屋から見つかったとの連絡。しかし鍵がついていて開かない。
中学生ぐらいのときに他校に行った友人と郵送で交換日記をしていたんです。
でも1年ぐらい続いていたのですが私が引っ越しを機にまた遠方の学校に行くことになってしまって住所を変更するタイミングでいつのまにか交換日記を行うこともできずに自然消滅。
交換日記は私が友人である彼女に送ってそのままになりました。
彼女との連絡も途絶えてしまって。少し残念な気持ちもありましたが、そのまま友人とは音信不通に。
すごく仲が良かっただけに、時々は思い出したりしていたんです。
そして大学生になってから急に同窓会の知らせが届きました。
中学生時代の同窓会だったので懐かしく、交換日記をしていた友人とも再会できるとウキウキ気分で出かけると彼女に会うことができたんです。
やはり交換日記をしていたぐらいの仲なので最初は大人になったお互いの社交辞令的な会話のよそよそしさはありましたが、当時の思い出話をするとやはり感性が似ていて話もはずんで。
そこで、交換日記の話になりました。
私は送りぱなしの交換日記の事が気になっていたので彼女に尋ねたところ、彼女は私が引っ越してから
再び交換日記を送ったんだそう。しかし住所不明で戻ってきたという話でした。
それ以来、私とは縁がなくなったと思ってそっとしまって、そこからどこにいったのか分からないけど、たぶん実家の物置小屋に置いてあるはず。
と彼女。
交換日記の話をお互いにしているとやはりとっても懐かしくて昔の中学生時代にどんなやり取りをしていたのか見て見たくなって、同窓会の終了後、彼女の実家にあるかもしれないという交換日記を探すことに。
交換日記を保管してあるだろうと思われる彼女の実家の物置小屋に入って探してみました。
すると古い雑誌や本を重ねて置いてある棚に無造作に置かれた本型の日記帳のようなものを発見。
それを見て見覚えのある古い記憶が蘇りました。
まさにそれは中学校時代に彼女と交換していた交換日記。
あったと二人で喜んだのですが。
しかし大変なことに気がつきました。
その日記帳には鍵がついていたんです。
しかも番号を縦に揃えて4つ組み合わせで鍵を開錠するタイプ。
4つの組み合わせの番号さえそろえばきっと開錠できるはずですが、長年のわたって物置小屋に放置されていたため鍵はさび付いているし。
しかも、二人とも開錠する番号を覚えていません。
とりあえず、まずは鍵を揃えるためのダイヤルが動くか確認。
サビはついていたもののダイヤルは動きます。だから二人で思い当たる番号で何度も挑戦しましたが全く開錠しません。
鍵を壊せば日記の内容も確認できますが、できるだけ、日記にキズをつけたくなかったんですね。
せっかく戻った再会の友情にキズがつきそうだったので。
でも困ったことに全然も鍵の開錠ダイヤル番号を思い出せない二人とも。
途方に暮れてしまって、もう仕方がない。
なるべくキズつけない様に日記を開こうと、慎重に鍵の箇所のみカッターで切り取ることに。
すると切り取ることができました。そして表紙のページをめくるとなんとそこには、二人の友人の誓いの言葉とともに、「鍵のダイヤル番号は二人の誕生日の日付の組み合わせ」
と書かれていました。
その文言を二人で見て、大爆笑してしてしまいました。
「施錠してしまうのに冒頭ページに鍵開け番号を忘れない様に書くって私たち面白すぎ」と。
二人で笑いながら切り取ったダイヤル鍵を元の日記帳にはめてみてお互いの誕生日の組み合わせでセットしてみると見事に開錠。
もう爆笑が止まらずに、そこから再び彼女との友人づきあいが始まるようになりました。